Google Workspaceは、ビジネスや教育機関向けに設計されたクラウドベースの生産性向上ツールです。Gmail、Google ドライブ、Google カレンダー、Google Meet、Google ドキュメントなど、日常業務に欠かせないアプリケーションが統合されており、チームのコラボレーションを効率化できます。
この記事では、Google Workspaceの代表的なプランを比較し、それぞれの特徴やメリット、選び方のポイントを詳しく解説します。
Google Workspaceの主なプラン
Google Workspaceは、ビジネス規模やニーズに応じて複数のプランを提供しています。以下は、主な4つのプランです。
- Business Starter
- Business Standard
- Business Plus
- Enterprise
それでは、それぞれのプランの特徴を詳しく見ていきましょう。
各プランの詳細比較
価格は2025年2月末時点のものです。最新の価格はこちらから確認してください。
機能 | Business Starter | Business Standard | Business Plus | Enterprise |
---|---|---|---|---|
月額料金(1ユーザーあたり) | 800円 | 1,600円 | 2,500円 | 要問い合わせ |
ストレージ容量(1ユーザーあたり) | 30GB | 2TB | 5TB | 無制限(条件付き) |
Gmail(独自ドメイン使用可) | ✅ | ✅ | ✅ | ✅ |
Google Meetの参加人数 | 100人まで | 150人まで | 500人まで | 500人以上も可 |
Google Meet 録画機能 | ❌ | ✅ | ✅ | ✅ |
セキュリティ・管理機能 | 基本的な管理機能 | 標準的な管理機能 | 高度な管理機能 | 最上級の管理機能 |
eDiscovery / DLP | ❌ | ❌ | ✅ | ✅ |
Vault(データ保持機能) | ❌ | ❌ | ✅ | ✅ |
サポート対応 | 標準サポート | 標準サポート | 標準サポート | 優先サポート |
※eDiscovery:アメリカの民事訴訟において電子証拠を特定・提供する制度。
※DLP:機密情報や重要データを自動的に特定し、データを監視・保護する機能。法的調査に必要な機密データを検出・保護するため、eDiscoveryへの対応に重要な機能。
プランごとの特徴とおすすめのユーザー
Business Starter:小規模ビジネスや個人事業主に最適
特徴:
- 低価格で導入可能。
- 30GBのストレージで、メールとファイルの基本的な利用が可能。
- 独自ドメインのGmailが使えるので、プロフェッショナルな印象を与えられる。
こんな方におすすめ:
- スタートアップ企業やフリーランス。
- コストを抑えたいが、ビジネス用メールが必要な人。
Business Standard:中小企業に人気のバランス型
特徴:
- ストレージが2TBと大幅に増量。
- Google Meetの録画機能が使えるため、リモート会議の管理が容易。
- チームでの共同作業に適したプラン。
こんな方におすすめ:
- 10〜50名規模の企業。
- オンライン会議を頻繁に行う企業。
Business Plus:より高度な管理機能を求める企業向け
特徴:
- 5TBのストレージで大容量ファイルの共有が可能。
- Google Vaultでデータ保持と監査が可能。
- eDiscoveryやデータ損失防止(DLP)機能で高いセキュリティを確保。
こんな方におすすめ:
- 法令遵守(コンプライアンス)が求められる業界(法律事務所、医療機関など)。
- セキュリティに敏感な中規模企業。
Enterprise:大規模組織・高度なセキュリティが必要な企業向け
特徴:
- ストレージが無制限(または大容量)。
- 高度なセキュリティ管理、エンドポイント管理、S/MIME暗号化などに対応。
- Google Meetで500人以上の大規模会議が可能。
- 専用サポートとSLA保証あり。
こんな方におすすめ:
- 500人以上の従業員を抱える大企業。
- 高度なIT管理が必要な企業。
- 業界特有の規制や基準を満たす必要がある企業。
選び方のポイント
ビジネスの規模とニーズを考慮
企業の規模や使用目的によって最適なプランは異なります。例えば、個人事業主であればBusiness Starterで十分ですが、チームでの共同作業や大容量ファイルの扱いが必要な場合はBusiness Standard以上がおすすめです。
ストレージ容量の必要性
Google Workspaceのストレージ容量は、1ユーザーの割り当て容量 × ユーザー数を利用者でシェアすることになります。
扱うファイルの種類や量を考慮しましょう。大量の画像や動画データを扱うのであれば、5TB以上のストレージがあるBusiness PlusやEnterpriseが適しています。
セキュリティとコンプライアンス
業界によってはデータ保持や高度なセキュリティ管理が求められることがあります。この場合、Google VaultやDLP機能が含まれるBusiness Plus以上のプランが必要になります。
予算とのバランス
コストは重要な要素です。最初は低価格のプランから始め、事業の成長に応じて上位プランにアップグレードするのも良い戦略です。Google Workspaceはプラン間の移行が比較的簡単に行えるため、柔軟に対応できます。
最適なプランを見つけてGoogle Workspaceを利用してみよう!
Google Workspaceは、企業の規模やニーズに応じて柔軟にプランを選べることが最大の強みです。小規模ビジネスにはコストパフォーマンスに優れたBusiness Starterが適しており、より高度なコラボレーションやセキュリティが必要な企業にはBusiness StandardやBusiness Plus、そして大規模組織や特別なセキュリティ要件がある場合にはEnterpriseが最適です。
それぞれのプランを比較し、自社にとって最適なものを選ぶことで、業務の効率化やチームの生産性向上につながるでしょう。まずは無料トライアルを試して、自社のニーズに最も適したプランを見つけてみてください。
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