アンケート調査やイベントの申し込み、意見収集などに便利なGoogleフォームは、無料で使える優れたツールです。直感的な操作で簡単にアンケートや申し込みフォームを作成でき、集計結果も自動でまとめてくれるため、ビジネスや教育、プライベートまで幅広く活用されています。本記事では、Googleフォームを使ってアンケートを作成する方法を詳しく解説します。はじめての方でも分かりやすいように、基本操作から応用テクニックまで網羅していますので、ぜひ参考にしてください。
Googleフォームとは?
Googleフォームは、Googleが提供する無料のオンラインフォーム作成ツールです。
アンケートやクイズ、イベントの申し込みフォームなど、さまざまな用途に活用できます。
Googleフォームの特徴
- 無料で利用可能(GoogleアカウントがあればOK)
- 豊富な質問形式(記述式、選択式、チェックボックスなど)
- リアルタイムで回答を収集・確認
- Googleスプレッドシートと連携してデータを自動集計
- デザインのカスタマイズが可能
- スマホやタブレットでも使いやすい
Googleフォームにアクセスする
パソコンからアクセスする場合
- ブラウザ(Chrome、Firefoxなど)を開きます。
- アドレスバーに「https://forms.google.com」と入力してアクセスします。
- Googleアカウントにログインしていない場合は、ログイン画面が表示されますので、ログインしてください。
- **「空白」**のテンプレートをクリックすると、新しいフォームが作成されます。
スマートフォンからアクセスする場合
- スマートフォンのブラウザから「Googleフォーム」にアクセスします。
- Googleアカウントでログインします。
- 新しいフォームを作成するか、既存のフォームを編集できます。
※Googleフォームには専用アプリはなく、ブラウザ上で使用します。
アンケートフォームを作成する
それでは、実際にGoogleフォームを使ってアンケートを作成してみましょう。
フォームの基本設定
- 新しいフォームを開いたら、まずタイトルを設定します。
- フォーム上部に「無題のフォーム」と表示されている部分をクリックし、「アンケート調査」や「イベント参加申込書」など適切なタイトルを入力します。
- フォームの説明を追加できます。
- 例えば、「このアンケートは5分程度で終わります。ご協力お願いします。」といった簡単な説明を加えると、回答者が内容を理解しやすくなります。
質問を追加する
Googleフォームでは、さまざまな形式の質問を作成できます。
基本的な質問形式
- 記述式:短い自由回答用(例:名前、メールアドレスなど)
- 段落:長文回答用(例:ご意見・ご感想)
- ラジオボタン(単一選択):複数の選択肢から1つだけ選ぶ質問(例:性別、はい/いいえ)
- チェックボックス(複数選択可):複数の選択肢から複数選べる質問(例:興味のある分野)
- プルダウン:選択肢をドロップダウン形式で表示(例:希望する時間帯)
- リニアスケール:1~5などの数値で評価する(例:満足度を1~5で評価)
- 日付・時刻:日付や時間を選択してもらう(例:イベント参加日)
質問の作成手順
- **「無題の質問」**と表示されている部分をクリックし、質問内容を入力します。(例:あなたの年齢を教えてください。)
- 右側のメニューから、質問形式を選択します。例えば、「単一選択」を選ぶとラジオボタン形式になります。
- 選択肢を入力します。(例:10代、20代、30代、40代以上)
- 必須項目にしたい場合は、画面右下の**「必須」スイッチ**をONにします。
- 「+」アイコンをクリックすると、新しい質問を追加できます。
セクションを追加してページを分ける
アンケートが長くなる場合は、セクションを追加してページを分けると、回答者にとって回答しやすくなります。
- 右側メニューの「=(セクション追加)」アイコンをクリックします。
- 新しいセクションにタイトルや説明を追加し、質問を作成します。
フォームのカスタマイズ
Googleフォームは、デザインや設定をカスタマイズして、より魅力的なアンケートに仕上げることができます。
テーマのカスタマイズ
- 画面右上の「パレットアイコン」(テーマオプション)をクリックします。
- ヘッダー画像を選択したり、自分でアップロードすることも可能です。
- フォントスタイルや背景色、テーマカラーを変更して、オリジナリティのあるフォームを作成できます。
フォーム設定
- 画面右上の⚙(歯車アイコン)をクリックして、設定を開きます。
- 一般タブでは以下の設定が可能です:
- メールアドレスを収集:回答者のメールアドレスを自動で取得。
- 1人1回の回答に制限:Googleアカウントでのログインが必要になります。
- 回答の編集を許可:送信後でも回答を修正できるようにします。
- 集計結果を表示:回答者が送信後に他の回答を確認できる設定です。
- プレゼンテーションタブでは、進行状況バーの表示や確認メッセージの設定ができます。
- クイズタブでは、クイズ形式のフォームを作成することができます。(正解・不正解を表示する場合など)
フォームを送信・共有する
完成したアンケートフォームは、リンクやメール、SNSなどを通じて共有できます。
フォームの送信方法
- 画面右上の「送信」ボタンをクリックします。
- 以下の送信オプションがあります:
- メールで送信:回答者のメールアドレスを入力し、直接フォームを送信できます。
- リンクで共有:リンクアイコンをクリックし、「URLを短縮」にチェックを入れると短縮URLが生成されます。これをコピーしてSNSやメッセージで共有できます。
- HTMLで埋め込む:Webサイトやブログにアンケートを埋め込みたい場合、iframe形式のコードを取得して貼り付けます。
- SNSで共有:FacebookやTwitterなどのSNSボタンも用意されています。
アクセス権限の設定
- 送信画面で「設定アイコン」をクリックし、誰でも回答できるようにするか、特定のユーザーに限定するかを設定できます。
- (Google Workspaceの場合)社内や学校内だけでアンケートを実施したい場合は、「自分の組織のユーザーのみが回答できる」にチェックを入れましょう。
回答を確認・集計する
アンケートの回答はリアルタイムで確認でき、簡単に集計や分析が可能です。
回答の確認方法
- フォーム画面上部の「回答」タブをクリックします。
- 回答の概要がグラフや表で表示されます。例えば、選択肢の回答数を円グラフで確認できます。
- 個別の回答内容も確認可能です。
回答をGoogleスプレッドシートに出力する
- 「回答」タブで、右上にある「スプレッドシートアイコン」をクリックします。
- 新しいスプレッドシートを作成するか、既存のシートに回答を出力することができます。
- スプレッドシートに出力された回答データは、自由に加工・分析が可能です。
Googleフォームの活用例
Googleフォームは、アンケート以外にもさまざまな場面で活用できます。
イベント申込フォーム
- イベントやセミナーの申し込み用に使えます。
- 日時選択や参加人数の入力欄を追加すれば簡単に管理可能です。
社内アンケートや意見収集
- 社内の意見収集や満足度調査などに活用できます。
- 匿名で回答を集めたい場合は、メールアドレスの収集をオフにしましょう。
クイズやテスト
- クイズ機能を活用すれば、オンラインでテストや小テストの実施も可能です。
- 正誤判定や自動採点の機能も備わっています。
お問い合わせフォーム
- ウェブサイト用の「お問い合わせフォーム」としても活用できます。
- 回答がスプレッドシートに蓄積されるので、問い合わせの管理もスムーズです。
Googleフォームで手軽にアンケートを作成!
Googleフォームは、誰でも簡単にアンケートや申込フォームを作成できる強力なツールです。シンプルな操作性と豊富なカスタマイズ性を兼ね備えており、ビジネスからプライベートまで幅広い用途で活用できます。フォームの作成から回答の収集・分析までをワンストップで行えるため、作業の効率化にもつながります。
ぜひ今回のガイドを参考にして、あなたもGoogleフォームで魅力的なアンケートを作成してみてください!